2007年5月1日火曜日

食事療法での減量は骨密度が低下する。

中年になると、カロリー制限のみで減量した場合、骨密度が減少することがわかりました。

平均57歳の男女48例が参加し、19名を食事療法、別の19名を今までと同じカロリー数を取りながら、運動で消費カロリーを増やす療法に割り付けました。それぞれのエネルギー制限量とエネルギー消費増加量は、3ヶ月間で16%、その後9ヶ月間で20%。

1年後、食事療法群は約8.2kg減少、運動療法群は約6.71kg減少でした。
骨密度は有意な差ではありませんでしたが、股関節部、脊椎下部、大腿上端の骨密度が2.1-2.2%低下しました。
骨密度は80%以上で正常、70%以下で骨粗しょう症と診断されますので、少なくない変化でしょう。

Archives of Internal Medicine 166:2502-2510,2006

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