2007年5月15日火曜日

EBM - エビデンスレベル

エビデンスレベルとは以下のように表現されます。

I 1a ランダム化比較試験のシステマティックレビュー
1b 個々のランダム化比較試験(狭い信頼区間を伴う)
1c 治療群以外全てが亡くなっている場合(all)または治療群は全て生存している場合(none)
II 2a コホート研究のシステマティックレビュー
2b 個々のコホート研究(質の低いランダム化比較試験を含む; 例:経過観察が80%以下)
2c アウトカム研究
III 3a ケース・コントロール研究のシステマティックレビュー
3b 個々の ケース・コントロール研究
IV ケース・シリーズ (または質の低いコホート研究、ケース・コントロール研究)
V 明確な批判的吟味のない、または生理学、基礎実験に基づく専門家の意見

簡単に言うと、レベルⅠのエビデンスを作ろうとすると、何百人の試験参加者を集めた試験をいくつも作って初めて得られるものです。

テレビで良く紹介されている健康食品の類は、エビデンスレベルでいうとVです。
もっともらしく科学的根拠があるように宣伝していますが、実は科学的根拠は殆ど無いのです。

このエビデンスレベルを基にして、推奨グレードと言うものが設定されます。

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